気軽に冬山を体感できる千畳敷
今年のテーマの一つである敷居の高い冬山の初心者なりの楽しみ方。
冬山は遭難するから、絶対にやらない!と頑なだった私が、昨年ふとしたことでスノーシューという楽しみ方を知り、冬山は危険という考えにも変化がみえるようになりました。そのきっかけとなった出来事がこちら↓です。
昨年の2月、泊りで美しいお山の空気と景色だけでも味わえないかと探しているときに見つけた「千畳敷ホテル」。そして予約。
いざ当日、現地に行くとまさかのバスが路面凍結のため運休という悲劇からほぼ1年。
今年のテーマにふさわしい場所はどこだろうか?
それはやっぱり「千畳敷」ではないか!
またぜひともリベンジしたいという思いが急に沸き起こったのが1月も10日を過ぎたころ…
この月の連休は1月27日(土)、28日(日)しかない…
まあ、空いているわけないだろうけど、ダメもとで深夜に「ホテル千畳敷」のホームページで空室情報調べると、あるではないか空室が!!
即予約して、いざホテル千畳敷に泊まってスノーシューでゆるハイク決定(^-^)
そして当日…
駒ヶ根エリアの天候は晴れですが、油断は禁物!
昨年も晴れていたのでバスが運休で行けなかったから(^^;
菅の台バスセンターに到着(^^)
天候も晴れており、バスもターミナルに停まっているので今日は大丈夫そう(^-^)
バスやロープウェイの運賃・時刻表、菅の台バスセンター駐車場料金等については下記を参照してください!
*冬季はバス・ロープウェイともに1時間に1本なので、事前に必ず調べていったほうが賢明です。
ロープウェイは大丈夫かなといらぬ心配をしながらバスへ乗車して、しらび平駅へ到着。
しらび平駅舎内に冬の中央アルプスと澄んだ空気の中で観ることができる星空をイメージしたジオラマが飾ってありました(^^)
ロープウェイに乗って千畳敷へ向かいますが、上を見上げると真っ白け!
天気悪そうです(^^;
でも、ロープウェイの中からはるか遠くに見える南アルプスの山々はとてもきれいに見えます。
これだけでテンションアップ♪
そして千畳敷駅に到着!
外はどうでしょうか?
真っ白けとまではいかないけど、強風吹き荒れて誰も外に出ていない状況なので、とりあえず一杯やることに(^^)/
早々に部屋に入って、ビール飲みながら、読んだことのない漫画「岳」を読んで過ごそう♪
冬山でテレビもつけずにビール飲みながら漫画を読んで過ごす幸せといったらありません♪
これも一つのお気軽冬山の楽しみ方なのかもしれません。
岳を読みふけっていて、ふと外をみると……
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
刻一刻と変わるこの景色…
これが冬山の醍醐味なのでしょうか(>_<)
そしてあっという間に夕食の時間の18時となりました♪
この日のホテル千畳敷のお品書きはこちらです↓
品数も多くてびっくりです(@_@)
牛ひれ肉の陶板焼きまでありました(^^♪
食事後にお風呂に入りましたが、窓の外は雪で埋まっており、何も見えませんでした。
すっかり天気が回復していたので、外に出て夜景と星空でも(^^♪
カメラでの星空撮影は初めてのチャレンジでしたが、はじめはこんなものなのかな(^^;
そしてお部屋でもやっぱり(^^)/
このあと、テレビもつけずに部屋の電気を消して、静かに星空を眺めながらちびちびウイスキーを嗜む幸せ♪
これも一つの冬山での贅沢な時間の過ごし方だと思います(^^♪
そして翌朝……
ご来光狙いで外に出ました。
まず、目に入ったのがこの不気味な富士山(@_@)
少し雲が多いですが、日の出が近づいてきました!
南アルプスの山々もくっきりと見えますが、雲が多くなってきてご来光は難しいかな?!
この後、完全に雲がかかってしまったので、ご来光は諦めて朝食へ!
朝食も品数多いなと話をしていたときに、外が急に明るくなってきました!
これはもしかしてとすぐにカメラをもって外へ飛び出すと…
キター━━━━(゚∀゚)━━━━!!
急いで宝剣岳側へ!
こっちもキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
これも冬山の贅沢な時間ですね♪
今回の目的の一つに千畳敷でのスノーシューゆるハイクもありましたので、早速スノーシューを装着して千畳敷カールへ!
ホテルのフロントでどの辺まで歩いてよいか確認したところ、「カール内は雪崩多発地域なので下のほうのみで楽しんでください。トレースのついているところでお願いします」とのこと。
おいおい!
トレースどころか、誰も歩いていないではないか!
言われたとおりにカール内の下部のみをのんびり景色を楽しみながら歩くことに(^^♪
その日、誰も歩いていない千畳敷カールを踏みしめる幸せ♪
ホテルに泊まった人ならではの贅沢です!
そこで聞く雪を踏みしめるキュッキュッという音や風の音♪
たまらなくいいものです♪
何もかもが新鮮で素晴らしい瞬間でした☆彡
そして八丁坂に向けてこの日初めて歩き始めるこの日最初の登山者
厳しい自然の中では本当にちっぽけな存在ということを理解して、それでも果敢に挑戦する人の姿を見て、心からカッコいいと思いました!
この人たちの仲間入りできるようになる日がいつか来るのだろうか?
少しずつでも、一歩ずつ一歩ずつ、彼ら彼女らのように前へ進もう!
ホテル千畳敷では、このような想像を絶する世界を冬山初心者でも味わうことができます。
冬山に少し興味あるけど、なかなか一歩を踏み出せない人こそ、何もせずにのんびり過ごすだけでも感動を味わえますので、一度行ってみてみる価値はあると思います。
さあ、あなたも一歩を踏み出そう(笑)
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